Minako Yoshida 吉田美奈子
Minako Yoshida
吉田 美奈子
(よしだ・みなこ)

 1953- ボーカル・Piano・作詞・作曲・アレンジ・プロデュース

  • 経歴: 詳しくは → 吉田 美奈子 Wiki (外部リンク) をご覧ください。
     
     
  • 日本を代表するシンガーソングライター。 Vocal・Piano 演奏はちろんの事、作詞・作曲からアレンジやプロデュースまでこなす才能豊かなアーティストです。 吉田 美奈子 のボーカルはソウルフルで、しかも透明感にあふれ洗練されているのが最大の魅力です。 ほとんどボーカルものに興味がなく、インストゥルメンタルしか聴かない私もこのボーカルにはノックアウトされました。 共演しているバックのミュージシャン達の強力な演奏も大きな魅力です。 カテゴリーとしてはポップスに分類されるジャンルのものかもしれませんが、70年代クロスオーバーと同時期に優れたアルバムをいくつも発表している事と、当時のロック・ポップス系のミュージシャン達だけでなく、クロスオーバーに関わっていたミュージシャン達との共演も多いので、ここで紹介させていただきます。

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  • もともと日本の70年代クロスオーバーの流れには、当時のポップス・ロック界で活躍していたアーティスト達が早くから積極的に関わっていたようです。 彼らがこの日本で新しい音楽の流れを作り出したのが1975年(昭和50年)前後で、その後70年代後半にジャズ系アーティスト達も本格参入し、その後の80年代フュージョンブームにつながっていきました。 1970年代初頭からクロスオーバーの流れが始まっていたアメリカでは、ジャズ系アーティスト達が当初から多く関わっていたため、70年代クロスオーバーはジャズの亜種として語られる事が多かったのですが、ここ日本では少し事情が違っていたようです。
     
    吉田 美奈子 さんの70年代のアルバムには、多くの才能豊かな日本人アーティスト達が関わっていますが、前述の通り、彼らの多くがポップスやロックを中心に活動していた人達で、またその一部には日本の 70年代クロスオーバーにも関わっていたアーティストも含まれています。  今、日本の70年代クロスオーバーを振り返る時、当時の日本のポップスやロックなどの動向が大きく関係していたのだと言う事を、改めて認識しておく必要がありそうです。

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  • 吉田 美奈子 さんは現在も精力的に活動されています。 彼女の活動初期にあたる70年代の各アルバムは今聴いても古くささや陳腐さを感じるものは少なく、当時としてはかなり先進的な活動をされていたのだと想像します。 70年代当時、このような上質なポップスの流れが日本にあった言う事を、音楽ファンとしては改めて再認識しておくべきではないでしょうか。


    2011年5月7日掲載 

      吉田 美奈子 さんの公式サイト(外部リンク) YOSHIDA MINAKO OFFICIAL WEB SITE
       

         
         
        俺が叩いた。ポンタ、70年代名盤を語る(書籍)
          ポンタがドラム越しに見た70年代名盤の裏側
          リットーミュージック 刊
         (このサイトではアフィリエイトプログラムは一切行っておりません)
         
          村上 "ポンタ" 秀一 著
          インタビュアー:村田 誠二
         
        赤い鳥美しい星』、『祈り
        五輪真弓冬ざれた街
        深町純IntroducingJun Fukamachi
        深町純&21stセンチュリー・バンド六喩
        ポンタ村上Introducing PONTA Murakami ~ 驚異のパーカッション・サウンド!!
        深町純 with ブレッカー・ブラザーズSpiral Steps
        吉田美奈子MINAKO』、『FLAPPER
        山下達郎SPACY
        高中正義TAKANAKA
        松岡直也&ウィシングThe Wind Whispers』、『MAJORCA
        渡辺香津美KYLYN
         
        日本を代表するドラマーであり、1970年代に深町純 氏との共演も多かった
        村上"ポンタ"秀一 氏が、70年代に参加した名盤についてインタビュー形式で語っています。(インタビュアー:村田誠二 氏) 深町純 氏のリーダー作についても語られていて、日本のクロスオーバー黎明期における貴重な時代の証言となっています。 読み物として面白いのはもちろんの事、資料的な価値も大きいのではないかと思います。 お勧めです。
         
        扉の冬 /吉田 美奈子 1973
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        LP
          1973

        CD

        MINAKO /吉田 美奈子 1975
         (Review はまだありません)
        LP
          1975

        CD

        プロデュース:村井 邦彦
        吉田 美奈子(作詞、作曲、Vocal、Background Vocals)、有馬 すすむ(編曲、Key)、佐藤 博(作曲、編曲、Key)、よしはら まきこ(Key)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、高水 健司(Bass)、細野 晴臣(Bass、Acoustic Guitar)、
        伊藤 銀次(Guitar)、大村 憲司(Guitar)松木 恒秀(Guitar)、山下 達郎(Guitar)、鈴木 茂(Electric & Acoustic Guitar)、浜口 茂外也(Perc、Flute)、村岡 健(むらおか たける・Sax)、新井 英治(Trumborn)、
        バックコーラス:
        吉田 美奈子大瀧 詠一山下 達郎矢野 顕子Kayoko Ishu佐藤 博
         録音:1975年8〜9月・東京 スタジオA渋谷
         
         1:移りゆくすべてに  8:04
           (
        作詞・作曲:Benard Ighner/訳詞:吉田 美奈子/編曲:有馬 すすむ
         2:レインボー・シー・ライン  3:57
           
        (作詞:吉田 美奈子/作曲:佐藤 博/編曲:有馬 すすむ佐藤 博
         3:住みなれた部屋で  4:47
           
        (作詞・作曲:吉田 美奈子/編曲:有馬 すすむ佐藤 博
         4:わたし  3:20
           
        (作詞・作曲:大瀧 詠一/編曲:多羅尾 伴内(=大瀧 詠一)、稲垣 次郎
         5:夢を追って  5:59
           
        (作詞:吉田 美奈子/作曲:佐藤 博/編曲:有馬 すすむ佐藤 博
         6:チャイニーズ・スープ  2:36
           
        (作詞・作曲:荒井 由美/作曲:/編曲:佐藤 博
         7:パラダイスへ  2:53
           
        (作詞:荒井 由美/作曲・編曲:佐藤 博
         8:時の中へ  5:41
           
        (作詞・作曲:吉田 美奈子/編曲:佐藤 博
         9:ろっかばいまいべいびい  5:29
           
        (作詞・作曲:細野 晴臣/編曲:佐藤 博
         
        MINAKO 2 /吉田 美奈子 1975
         (Review はまだありません)
        LP
          1975

        CD

        プロデュース:村井 邦彦
        吉田 美奈子(作詞、作曲、Vocal)、佐藤 博(Key)、矢野 顕子(Key)、松木 恒秀(Guitar)、伊藤 銀次(Guitar)、高水 健司(Bass)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、浜口 茂外也(Perc)、
        羽鳥幸次(Trumpet)、大竹 守(Trumpet)、村岡 健(むらおか たける・Sax)、新井 英治(Trumborn)、
        バックコーラス:
        Suger Babe山下 達郎大貫 妙子)、Hi-Fi Set(大川茂、山本 潤子、山本俊彦)
         録音:1975年10月 東京・中野サンプラザホール
         

         1:Once You Get Started  1:49
         
          (作詞:T. Maiden/作曲:G. Christopher/編曲:佐藤 博
         2:外はみんな  1:47
         
          (作詞・作曲:吉田 美奈子/編曲:佐藤 博
         3:扉の冬  1:23
         
          (作詞・作曲:吉田 美奈子/編曲:佐藤 博
         4:かびん  1:37
         
          (作詞・作曲:吉田 美奈子/編曲:佐藤 博
         5:ふうらい坊  1:15
         
          (作詞・作曲:細野 晴臣/編曲:佐藤 博
         6:明日天気になあれ  1:53
         
          (作詞:松本 隆/作曲:細野 晴臣/編曲:佐藤 博
         7:週末  3:11
         
          (作詞・作曲:吉田 美奈子/編曲:佐藤 博
         8:Apple Knocker  4:57
         
          (作曲・編曲:佐藤 博
         9:Good Morning Heartache  3:17
         
          (作詞・作曲:I. Higginbotham,M. Bergman,D. Fisher/編曲:前田 憲男
         10:追憶 The Way We Wear  3:42
         
          (作詞・作曲:M. Hamrisch、M. Bergman、A. Bergman/編曲:前田 憲男
         11:君の友だち Precious Load, Take My Hand/You've Got A Friend  4:52
         
          (作詞・作曲:C. King、T.A. Dorsey/編曲:佐藤 博
         12:Ain't No Mountain High Enough  7:21
         
          (作詞:N. Ashford/訳詞:吉田 美奈子/作曲:V. Simpson/編曲:前田 憲男
         13:Someone To Watch Over Me  2:32
         
          (作詞:I. Gershwin/作曲:G. Gershwin/編曲:前田 憲男
         14:Apple Knocker  1:39
         
          (作曲・編曲:佐藤 博
         
        吉田 美奈子 リーダー作3作目、東京・中野サンプラザホールで収録されたライブ盤。 ブラスセクションやバックコーラス隊も参加していて、ミュージシャン達が質・量ともに凄い事になっています。 ボーカル・バックの演奏共にとても良く、1975年の時点でこれだけ質の高いライブが行われていた事に今も驚かされます。 バックメンバーによるソロも良いものがそろっています。 8曲目「Apple Knocker」はインストゥルメンタルですが、ファンク色のある演奏でクロスオーバー的です。 後半は海外のヒット曲カバーですが、ボーカルの歌詞の多くが英語になっているところに少し時代を感じてしまうか。
         
        ちなみに、このライブに参加している、
        高水 健司(Bass)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、浜口 茂外也(Perc)、村岡 健(むらおか たける・Sax)は、この後70年代後半に盛り上がるクロスオーバーブームでも存在感の大きかったアーティスト達で、日本でクロスオーバーをいち早く実践していた 深町 純 と同時期のセッションも多い人達です。 Hi-Fi Set は、1974年に解散したフォーク・グループ「赤い鳥」の一部のメンバーによるコーラスグループですが、大村 憲司(Electric Guitar)村上"ポンタ"秀一(Drums)は一時期この「赤い鳥」のバックメンバーとして在籍していた事があり、1974年の「赤い鳥」の解散コンサートでは、深町 純(Key) 村上"ポンタ"秀一(Drums)や、吉田 美奈子 山下 達郎 がバックコーラスとして参加していたとの事です。
         
        Flapper /吉田 美奈子 1976
         
        LP
          1976

        CD
        ・BMG Japan BVCK-38017 1999

        プロデュース:村井 邦彦

         1:愛は彼方 (作詞・作曲:吉田 美奈子) 4:02

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocals)、矢野 誠(ストリングスアレンジ 、リズムアレンジ、Solina、Strings Ensemble )、山下 達郎(コーラスアレンジ、Background Vocals)、細野 晴臣(Bass)、鈴木 茂(Electric Guitar、Acoustic Guitar)、矢野 顕子(Piano、Electric Piano、Background Vocals)、林 立夫(Drums、Perc)、浜口 茂外也(Perc)、大貫 妙子(Background Vocals)

         2:かたおもい (作詞・作曲:矢野 顕子) 4:29

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocal)、矢野 誠(ストリングスアレンジ 、リズムアレンジ、Celesta、Solina、Strings Ensemble、Moog Synthesizer)、矢野 顕子(Piano、Hammond Organ)、細野 晴臣(Bass)、林 立夫(Drums、Perc)、鈴木 茂(Electric Guitar)、浜口 茂外也(Perc)、腰淵たつろう(Perc)

         3:朝は君に (作詞:吉田 美奈子、作曲:佐藤 博) 4:38

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocals)、佐藤 博(リズムアレンジ、Electric Piano)、矢野 誠(ストリングスアレンジ )、山下 達郎(コーラスアレンジ、Background Vocals)、松木 恒秀(Electric Guitar)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、高水 健司(Bass)、浜口 茂外也(Perc)、妹尾 隆一郎(Harmonica)、矢野 顕子(Background Vocals)、大貫 妙子(Background Vocals)

         4:ケッペキにいさん (作詞・作曲:吉田 美奈子) 1:40

        • 吉田 美奈子(Vocal、アレンジ、Background Vocals)、山下 達郎(コーラスアレンジ、Background Vocals)、松木 恒秀(Electric Guitar)、高水 健司(Bass)、矢野 顕子(Piano、Clarinet、Background Vocals、Clapping)、松任谷 正隆(Moog Synthesizer)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、浜口 茂外也(Perc)、大貫 妙子(Background Vocals、Clapping)、矢野 誠(Clapping)

         5:ラムはお好き? (作詞:吉田 美奈子、作曲:細野 晴臣) 4:38

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocals、Perc)、細野 晴臣(ホーン&リズムアレンジ、Bass、Marimba、Acoustic Guitar)、山下 達郎(コーラスアレンジ)、鈴木 茂(Electric Guitar)、林 立夫(Drums、Perc)、矢野 顕子(Piano、Hamond Organ)、浜口 茂外也(Perc)、羽鳥幸次(Trumpet)

         6:夢で逢えたら (作詞・作曲:大瀧 詠一) 3:53

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocals)、多羅尾 伴内(=大瀧 詠一、リズムアレンジ)、山下 達郎(ホーンアレンジ、コーラスアレンジ、ストリングスアレンジ、Background Vocals、Glockenspiel、Electric Guitar)、松任谷 正隆(Piano、Cembalo、Hammond Organ、Clarinet、Accordion)、細野 晴臣(Bass)、林 立夫(Drums)、鈴木 茂(Electric Guitar)、浜口 茂外也(Perc、Flute)
          Larry Sunaga、Pepe Anai、Sancho Nahana、Yoshinori Nomi:Castanets
          鈴木 正夫(Alto Sax)、稲垣 次郎(Tenor Sax)、田中 ごろう(Tenor Sax)、砂原 俊三(Baritone Sax)、Kayoko Ishu(Background Vocals)、大貫 妙子(Background Vocals)

         7:チョッカイ (作詞:吉田 美奈子、作曲:佐藤 博) 4:02

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocals)、佐藤 博(ホーン&リズムアレンジ、Electric Piano、Hammond Organ)、山下 達郎(コーラスアレンジ、Background Vocals)、松木 恒秀(Electric Guitar)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、高水 健司(Bass)、浜口 茂外也(Perc)、服部 けんじ(Trumpet)、中沢 健二(Trumpet)、稲垣 次郎(Tenor Sax)、砂原 俊三(Baritone Sax)、矢野 顕子(Background Vocals)、大貫 妙子(Background Vocals)

         8:忘れかけてた季節へ (作詞・作曲:吉田 美奈子) 5:05

        • 吉田 美奈子(Vocal、Piano)、矢野 誠(ストリングスアレンジ)

         9:ラスト・ステップ (作詞:吉田 美奈子、作曲:山下 達郎) 2:53

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocals、Clapping)、矢野 誠(ホーン&リズムアレンジ、Arp Synthesizer)、山下 達郎(コーラスアレンジ、Background Vocals、Clapping)、細野 晴臣(Bass)、矢野 顕子(Piano、Clarinet、Background Vocals、Clapping)、林 立夫(Drums、Perc)、鈴木 茂(Electric Guitar)、浜口 茂外也(Perc)、腰淵たつろう(Perc)、村岡 健(むらおか たける/Alto & Tenor Sax)大貫 妙子(Background Vocal、Clapping)

         10:永遠に (作詞:吉田 美奈子、作曲:山下 達郎) 5:04

        • 吉田 美奈子(Vocal、Background Vocal)、矢野 誠(ホーン&リズムアレンジ、Solina、Strings Ensemble)、村上"ポンタ"秀一(Drums)、松木 恒秀(Electric Guitar)、矢野 顕子(Electric Piano)、高水 健司(Bass)、浜口 茂外也(Perc)、吉川 忠英(Acoustic Guitar)、大野 守(Oboe)、石橋 雅一(Oboe)、脇岡 聡一(Oboe)、虎谷 迦悦(English Horn)

        吉田 美奈子 の70年代の傑作アルバム。  吉田 美奈子 はVocal・Piano 演奏はちろんの事、リーダー作では本来、作詞・作曲からプロデュースまでこなす事が多いと言う事ですが、このアルバムでは豪華ゲストを大量に招いて制作されています。 吉田 美奈子 の洗練されたボーカルが最大の魅力ですが、バックの演奏も非常に強力で、完成度の高い曲がそろっています。
         
        1曲目「
        愛は彼方」は曲の冒頭90秒間だけでも「おお!これは!」とうなってしまうインパクトの見事な名演奏、3曲目「朝は君に」はボーカルとアレンジの調和が素晴らしく全てのパートが洗練されたバラード、6曲目「夢で逢えたら」は他のボーカリストによるバリエーションも多い名曲、8曲目「忘れかけてた季節へ」はボーカル、ピアノとストリングスだけのバラードで聴くほどにハマります。 その他にもとにかく素晴らしい曲ばかりです。
         
        1976年(昭和51年)当時に日本でこれだけハイレベルなポップスが作られていたとは、今となっても本当に大きな驚きです。 作曲やアレンジなどで関わっているゲストミュージシャンによる個性も出ているのではないかと想像できる曲もあり、バラエティー豊かな構成となっていて、それぞれの個性を楽しめる内容になっています。
         
        吉田 美奈子 のボーカルや楽曲の凄さをよく知らないという方には、入門用アルバムとしても最適。 超おすすめです。
         

        Mermaid Boulevard /渡辺 香津美 1977
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        マーメード・ブルーバード
        LP

        ・ALFA ALR 6001 (1977年)
        ・Inner City 6071 (1977年)

        CD

        渡辺香津美(Guitar)Lee Ritenour(Guitar)Ernie Watts(T-Sax, Flute)、Patrice Rushen(=パトリース・ラーシェン、Piano, Vo)Anthony Jackson(Bass)Harvey Mason(Drums)Steve Foreman(Per)、深町 純(Synth)、吉田美奈子(Vo)
        録音:1977年10月

        渡辺香津美(Guitar)の日米混成メンバーによるリーダー作。 日本からは、深町 純吉田美奈子ゲスト参加。 名作と評判も高く、再CD化が強く望まれます。 ちなみに、深町 純のリーダー作「The Sea Of Dirac(1977年7〜9月録音)と録音時期が近く、偶然なのかメンバーが一部同じです(Ernie Watts、Anthony Jackson)。
         

        Twilght Zone /吉田 美奈子 1977
         (Review はまだありません)
        LP
        ・Alfa Record (1977)

        CD
        ・BMG BVCK-38018(1999)

        Produce:吉田 美奈子山下 達郎
        吉田 美奈子
        (作詞、作曲、Vocal、Piano、Electoric Piano、Perc、Background Vocals)
        村上"ポンタ"秀一(Drums、Double Drums 0n " 5 ")、高水 健司(Bass)、大村 憲司(Electric Guitar、Solo on" 4、8 ")松木 恒秀(Electric Guitar、Solo on " 3 ")浜口 茂外也(Per)
         
        細野 晴臣(Gut Guitar)、山下 達郎(Vibe、Perc、Background Vocals)、佐藤 博(Hamond Organ Solo on " 4 ")、宮住 俊介(Hamond Organ)、椎名 和夫(Violin Solo on " 2 ")
         
        Horns & Woodwinds:
        中沢 健二(Trumpet、Solo on" 5 "、Flugel Horn Solo on" 2 ")、小原 正勝(Trumpet)、向井 滋春(Trumborn、Solo on " 5、8 ")、粉川 忠範(Trumborn)、岡崎 ひろし(Alto Sax、Solo on" 5、6、9 ")、市原 宏祐(Tenor Sax)、砂原 俊三(Baritone Sax)、中川 昌三(Flute)、山川 恵子(Harp)
        Strings Conductor :
        藤本 ひさいち、Strings Session Leader:植木 三郎

         1:Twilight Zone (Overture)  1:42
         2:
        恋 Love  8:03
         3:
        駆けてきたたそがれ Runner  4:20
         4:
        Melody  6:11
         5:
        恋は流星 Shooting Star Of Love  6:47
         6:
        Uptown  3:51
         7:
        Raspberry Slope  3:26
         8:
        さよなら Say Just Good-By  6:21
         9:
        Twilight Zone  7:47   (全9曲)

        Vocal・Piano 演奏はちろんの事、作詞・作曲からプロデュースまでこなしている 吉田 美奈子 の5枚目リーダー作。 上質なバーラードが多く収録されています。 バックをつとめるミュージシャンは、当時クロスオーバー系の活動を行っていたミュージシャン達だけでなく、ポップス系の著名なミュージシャンも参加しています。 吉田 美奈子 のボーカルは透明感があり洗練されていて、制作から30年以上も経過した今聴いても時間の経過を全く感じません。 歌詞の多くが日本語なのも良いです。

        2曲目「」のアレンジではストリングスを大胆に使い、4曲目「Melody」ではゴスペル風、村上"ポンタ"秀一が1人でツインドラムしている(たぶん多重録音)という面白い試みの5曲目「恋は流星 」は、Ramsey Lewis の1974年「Sun Goddess」あたりにインスパイアされたか?という印象が個人的にある、ファンク色のあるアレンジ、・・などいろいろと嗜好が凝らされています。 その他にはスローでシンプルなアレンジの曲も収録。 8曲目「さよなら」はスローバラードですが、アレンジの良さに加え、 大村 憲司 向井 滋春 のソロが良い感じです(短いのですが)

        前作の傑作アルバム「Flapper(1976)」同様におすすめです。
         

        Let's Do It〜愛は思うまま /吉田 美奈子 1978
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        LP
          1978

        CD

        Monocrome /吉田 美奈子 1980
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        LP
          1980

        CD

        Monsters In Town /吉田 美奈子 1981
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        LP
          1981

        CD

        Ligh'n Up /吉田 美奈子 1982
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        LP
          1982

        CD
        ・Sony Music Direct Japan Inc. MHCL-415 2004

        In Motion /吉田 美奈子 1983
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        LP
          1983

        CD

        Bells /吉田 美奈子 1986
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        LP
          1986

        CD

        Minako Yoshida 吉田美奈子

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