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 Jun Fukamachi
 深町 純
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 Golden ☆ best 深町 純
 /Jun Fukamachi(深町 純)
Released:
2008
LP:───
 
CDユニバーサルミュージック UPCY-6487(2008年7月23日発売)
 
(1971〜1977年に発表されたリーダー作のベスト盤)
 
CD:ユニバーサルミュージック UPCY-9310
  (期間限定復刻¥999・2012年12月5日〜末日)
1:薔薇深町 純) 4:23 「ある若者の肖像」(1971年)より
2:小さな子供達への唄深町 純) 3:55 Hello! 深町純 II」(1972年)より
3:Stick Freighter深町 純) 8:18 Second Phase」(1977年)より(初CD化)
4:Left Handed Woman大村 憲司) 9:28 Second Phase」(1977年)より
5:Spiral Steps深町 純) 8:18 Spiral Steps」(1976年)より
6:The Sea Of Dirac深町 純) 11:00 ディラックの海」(1977年)より
7:It's You深町 純) ディラックの海」(1977年)より
8:Evening Star(Wagner) 5:21 Evening Star」(1977年)より
9:Sea Horse深町 純) 5:41 Evening Star」(1977年)より
10:Plastic Echelon深町 純) 6:30 Triangle Session」(1977年)より
11:Stick Freighter深町 純) 8:30
  
(2008 Mix of Triangle Session:June 4th 1977)(初音源化)
 Review
 深町 純 の1970年代のアルバムのうち、
  ・1971年「
ある若者の肖像
  ・1972年「
Hello ! 深町純 II
  ・1976年「Spiral Steps
  ・1977年「
Second Phase」、「The Sea Of Dirac」、「Evening Star」、「Triangle Session
 
 から計11曲が選ばれたベスト盤(うち1曲は未発表録音)。 
深町 純 自身の監修によるものだそうで、ファンとしては貴重な1枚。 1971年ある若者の肖像と、1972年Hello ! 深町純 IIは、ピアノによるシンガーソングライターとして活動していた頃のアルバムとの事です。 (ちなみに、深町純 初のクロスオーバー・アルバムは1975年のIntroducing」) よって、クロスオーバー作品は3曲目以降です。
 
 ライナーノーツもご自身によるもので、音楽に対する考え等や姿勢、当時の事なども書かれています。 一部を引用させていただくと、──
「良い音楽を創る」ことにミュージシャンもレコード会社も同じ夢を抱いていた時代だったのです。── そんな時代の良い空気が伝わってくる曲や、ノスタルジーだけで語るにはあまりにもったいない名演奏が集められています。
 
 ベスト盤という事では、アルバム「
Evening Star」(1977年)と似ていますが、収録されている曲がいくつか共通しており、現在廃盤となったままの「Evening Star」復刻CDは、ネットオークションでとんでもない高値が付く事があるので、現在の所は入手しやすく収録曲が多いこの「Golden・Best」のほうがお得。

 1975年の「Introducing」、「六喩(ろくゆ)」、1978年の「On The Move」「深町純 & ニューヨーク・オールスターズ・ライブ」からは選曲がありませんが、「Introducing」以外は、2009年9月9日にソニーミュージックよりCD化再復刻。 「Introducing」も、2012年6月11日に タワーレコード から待望の初CD化復刻を果たします。 こちらもおすすめです。

2008年(平成20年)12月掲載
2009年(平成21年)7月一部修正

1:薔薇深町 純) 4:23  「ある若者の肖像」(1971年)より
深町 純(Piano、Vocal)
 
ある若者の肖像」は深町 純 1971年のソロデビュー作品(当時24〜25歳くらいか)。 当時はピアノの弾き語りをされていたそうです。 日本初の「ピアノによるシンガー・ソングライター」だったとの事。 このアルバムのバックの演奏は、日野元彦(Drums)神谷重徳(Guitar)寺川正興(Bass)といったジャズメンで固められていますが、このゴールデン・ベストに収録された「薔薇」は自身のピアノ伴奏のみによるボーカル曲。 美しいメロディーの曲で、深町 純のボーカルも伸びやかで清々しい。 シンプルな構成の曲なので、今聴いても月日の経過をあまり感じません。
 
2:小さな子供達への唄深町 純) 3:55  「Hello! 深町純 II」(1972年)より
 
3:Stick Freighter深町 純) 8:18  Second Phase」(1977年)より(初CD化)
深町 純 :Key・Per
大村 憲司 :E Guitar
小原 礼 Rei Ohara :E. Bass
村上 "ポンタ"秀一 :Drums
 
4:Left Handed Woman大村 憲司) 9:28  Second Phase」(1977年)より
深町 純 :Key
大村 憲司 :E Guitar
小原 礼 Rei Ohara :E. Bass
Martin Willwebre (マーチン・ウィルウェバー) :Drums
 
深町 純 のリーダー作Second Phase」(1977年)は、ロック色は濃いものの、国内で製作された1975年「Introducing」よりも少しポップな仕上がりで、深町純がシンセの新しい表現の可能性を探っています。(→ 詳しくはこちら) 「Golden Best」発売時の2008年当時は「Second Phase」がCD化復刻されておらず、3曲目「Stick Freighter」は初CD化。 (ただしその後、「Second Phase」は2012年に初CD化復刻!) Brecker 兄弟によるブラスが加わっているライブ演奏版は「Triangle Session」に収録されていますが、ここでは上記の日本の精鋭4人だけによる演奏。 まさに黄金メンバー、勢いのある素晴らしい演奏です。
 
4曲曲の
Left Handed Woman」は大村 憲司の代表作で、このアルバムのバージョンはまさに不朽の名演奏。 大村 憲司 の1stリーダー作「First Step(オリジナルLPでは5曲収録)の復刻版CDのボーナストラックとして収録されていますが、そこではカットされていたイントロのギターソロ直後の「ワン・ツー・スリー・フォー」のかけ声が、このゴールデン・ベストではしっかり残されていて、オリジナルのSecond Phaseそのままの状態で復刻されています。 大村 憲司 は、1960年代後半に、この曲で共演している Martin Willwebre(=マーチン・ウィルウェバー、Drums) 山村隆男(Bass)との3人で「カウンツ・ジャズ・ロック・バンド」という名前のトリオを組んで、地元神戸でライブ活動を行っていた仲間だそうです。
 
5:Spiral Steps深町 純) 8:18  Spiral Steps」(1976年)より
深町 純 :Key
村上 "ポンタ"秀一 :Drums
Anthony Jackson :Bass
Randy Brecker :Tp
Lou Marini :T.Sax
Barry Rogers :Tromborn
 
Spiral Stepsは、深町純 初の日米混成メンバーによる1976年のアルバム。 当時の日本ではまだあまり知られていなかった Brecker 兄弟 と日本人ミュージシャン達との記念すべき初セッションアルバムでもあります。(→ 詳しくはこちら) 
 
アルバム「
Spiral Steps」では曲によりバックのメンバーが入れ替わっていますが、この曲では上記の通り面白い組み合わせになっています。 良い曲が揃っているので、アルバムごと再CD化してもらえるとありがたいのですが。 深町 純 Brecker 兄弟 達との競演は、この後1978年頃までしばらく続きました。
 
6:The Sea Of Dirac深町 純) 11:00  ディラックの海」(1977年)より
深町 純 :Key
Steve Gadd :Drums
Anthony Jackson :Bass
Barry Finnerty :Guitar
Crusher Bennett :Percussions

Horn Section  :Randy Brecker, Michael Brecker, Barry Rogers
 

7:It's You深町 純)  ディラックの海」(1977年)より
深町 純 :Key
Howard King :Drums
Tony Levin :Bass
Eric Gale :Guitar
Steve Khan :Guitar
Crusher Bennett :Percussions
Ernie Watts :T.Sax

Horn Section  :Randy Brecker, Michael Brecker, Barry Rogers
 

1977年のアルバム「The Sea Of Dirac(ディラックの海)」は、深町 純 以外は全てアメリカのミュージシャンによる演奏となる始めてのアルバムです。 同じ1977年に国内で製作された「Second Phase」とはずいぶん印象が違い、また、日米混成メンバーによる前作「Spyral Steps」(1976)に比べると若々しいはじけた印象が薄れ、全体的にJazzのテイストが増している事もあり、これまでで一番落ち着いた大人の雰囲気が漂うアルバムです。 このアルバム収録曲全ての演奏テクニックのレベルが非常に高く聴き応えのある1枚ですが、その中から特に印象的な2曲が選ばれています。 この2曲は同アルバム内では、「静」と「動」の対をなしているが如く、両極端の印象の残る2曲です。
 
8:Evening Star(Wagner) 5:21  Evening Star」(1977年)より
9:Sea Horse深町 純)  5:41  Evening Star」(1977年)より
深町 純(Key)
Richard Tee(Piano)
Gordon Edwards(Bass)
Steve Gadd(Drums)
Christpher Parker(Drums)
Cornell Dupree(Guitar)
Eric Gale(Guitar)
 
深町 純Stuff メンバーによるセッションです。 アルバムEvening Star」(全6曲)からの選曲ですが、このアルバムのオリジナル収録曲はこの2曲だけで、あとの4曲はSpiral StepsThe Sea Of Diracから選ばれた変則的なベスト盤でした。
  • これまで、Sea Horse」「Evening Starのメンバーについて誤った記述をしておりました。 お詫びして訂正させていただきます。(現在は正しいものに直っています) また、ご指摘いただいた Kenny U 様、誠にありがとうございました。(2009年9月)
10:Plastic Echelon深町 純) 6:30 Triangle Session」(1977年)より
11:Stick Freighter深町 純) 8:30
  
(2008 Mix of Triangle Session:June 4th 1977)(初音源化)
深町 純 :Keyboards
大村 憲司 :Guitar
高水 健司 :Electric Bass
Martin Willwebre :Drums
浜口 茂外也 :Percussion
ペッカー :Percussion
Randy Brecker :Trumpet
Michael Brecker :Tenor Saxophone
Barry Rogers :Trombone
 
1977年6月3〜4日、東京池袋・西武劇場(後のパルコ劇場、現在はたしかなくなっている)でのライブ録音盤「Triangle Session」からの選曲です。 (→アルバムの詳細はこちら) 1978年9月の傑作アルバムJun Fukamachi & NewYork All Stars Live」に先立つ事、約1年3ヶ月、面白いメンバー編成で行われたライブです。 日米混成メンバーですが、これが記念すべき Brecker 兄弟の初来日ライブ? これに Barry Rogers(Trumborn)が加わり計3人のホーンセクション。 バックのリズム陣もかなり強力です。

ここでは、「Triangle Session Deluxe Edition(2008年にCD化再発売されたバージョン)に収録しなかった別日の「Stick Freighter」が初音源化され収録されていると言う事です。
 

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