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深町 純 Jun Fukamachi [-1]
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Jun Fukamachi [-1]
深町 純(ふかまち・じゅん) |
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1946年5月21日(東京生まれ)- 2010年11月22日。 ピアノ・キーボード・シンセサイザー演奏の他、作曲・編曲・プロデュースもこなす多彩なミュージシャン。 日本におけるシンセサイザーミュージックの先駆者的な紹介もされている人です。 日本での70年代クロスオーバーブームの一翼を担った、というか当時は存在感が非常に大きかった人で、早い時期に国内でのクロスオーバー作品の発表やライブ活動、また、海外録音や海外ミュージシャンとのセッションも早くから実現していました。 本格的なクロスオーバーの活動を行っていたのは、1970年代半ばから〜1980年代始め頃のようです。
今になって改めて彼の当時の活動を検証すると、いかに先駆的な試みを大胆に行なっていた人だったのかがわかってきます。 現在に至るまで、ずっと活動の拠点が国内にあった事が関係しているのかどうか分かりませんが、世界的に有名というわけではありません。 しかし、もっと評価されても良いアーティストであるように思います。 1975年頃から1978年頃の比較的短い期間に、日本のミュージシャンとのロック色の濃いクロスオーバー作品や、海外のジャズ系ミュージシャン(主にニューヨークを拠点とするミュージシャン)とのクロスオーバー作品を数多く精力的に発表し、その多くは30年以上を経過した今聴いても決して陳腐さや古くささを感じさせるものは少なく、十分に聴き応えのあるというところが凄い。 当時のクロスオーバー作品群はかなり時代を先取りしていたのでしょう。 作曲者・ピアニストであると同時に、優れたアレンジャーでもあるが故の足跡だと思います。 学生時代はクラシックを専攻していたという経歴もあり、当時のクロスオーバー作品のいくつかには、扱う曲や曲の構成・編曲等にその影響を感じる事があります。 その他に、クロスオーバーのカテゴリーには入りませんが、ピアノ・ソロ作品やシンセサイザー等による多重録音のアルバムも残しています。
1977〜78年は海外のミュジシャンとのセッションが多く行なわれていたようですが、今ではファンの間では知らない人がいない大物アーティストでありながら、当時まだ日本ではあまり有名ではなかったらしいBrecker Brothers、Anthony Jackson、 Mike Mainieri などの実力派ミュージシャン達とのセッションを通じて、彼らを日本で有名にした人でもあるそうです。 --------------------------------------------- クロスオーバーと呼ばれていた音楽の源流は、1960年代末にアメリカで発生していますが、アメリカではジャズ系ミュージシャン達が多く関わっていた事により、当時はジャズの視点からジャズの亜種として語られる事が多かったのではないかと思いますが、ここ日本では少し事情が違うようにも思えます。 1970年代半ばの日本のクロスオーバー初期、当時の花形楽器であるギターのプレーヤー、特にロック・ポップス系ギタリストが注目される事が多かったので、ロック・ポップス色の強いクロスオーバーが多かったと言う事は今までもたびたび指摘されている事ですが、ギタリストに限らずロック・ポップス系ミュージシャンがいち早く、しかも多く、クロスオーバーに関わりはじめていたようです。 それに引込まれる形でジャズ系ミュージシャン達が70年代後半に本格参入し、さらに表現の幅が広がったという見方ができると思います。 もしロックやポップス主導の流れのままだと、日本のクロスオーバーはアメリカのものとは大きく違ったまま「80年代のフュージョン」に移行していた可能性すらあったのではないかと想像してしまうのですが、ミュージシャンの日米交流を行なって良質なアルバム発表を行なうと言う形で具体的な成果を上げ、いち早く日米のクロスオーバーの流れの一部をつなげたのは、 深町 純 というアーティストの大きな功績だと思います。 またその結果、日本のジャズ系ミュージシャン達をも刺激し、日本のクロスオーバーや80年代以降の日本のフュージョン、ポップス等の表現の幅がより広がり洗練されていくという、大きなきっかけになっていたのではないでしょうか。 --------------------------------------------- 深町純 氏は、1980年代初頭は国内で「Keep」というグループを結成し活動、1989年に洗足学園大学音楽学部教授に就任して日本初のシンセサイザー専攻科を設立、その後も幅広い分野で精力的に音楽活動を行い、ピアノソロの活動や多様なジャンルのミュージシャン達とのセッションも行なっていましたが、今後ますますの活躍が期待されていた最中、2010年(平成22年)11月22日に急逝されてしまいました。 --------------------------------------------- 余談で申し訳ないのですが、私がクロスオーバーという音楽を聴き出すきっかけとなったのは、深町純 氏の「OnThe Move(1978)」というアルバムです。 その後、年代をさかのぼるような形で深町氏のそれ以前のアルバムを買ったり、「On The Move」で演奏しているミュージシャン(海外)の参加している他のアーティストのアルバムを買ったりと、どんどんクロスオーバーにハマるきっかけとなった人です。 このような形で、当時クロスオーバーやフュージョンに興味を持たれた音楽ファンの方は、私以外にも多かったのかもしれません。 深町 純 氏のアルバムのいくつかは廃盤となったままで非常に残念だったのですが、近年CDによる再発売が相次いでおり、音楽ファンとして嬉しい限りです。 日本のクロスオーバーに限らず、70年代のクロスオーバーを振り返る時には、必ず名前が出て来なければならない重要なミューシャンだと思います。 2004年(平成16年)8月26日掲載 |
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深町 純さんは、2010年(平成22年)11月22日に御逝去されました。 素晴らしい音楽をたくさん残してくださり、本当にありがとうございました。 ご冥福をお祈り申し上げます。 深町純 公式サイト「FUKAMACHI ism」 |
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アルバム「Spiral Steps」の1976年当時の制作秘話。 レコーディング時のエピソードが掲載されています。 深町純氏の公式サイト「Fukamachi ism」の「message for jun」へのリンクです。 |
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2012年08月22日、深町純 未発表アルバムを含む3タイトルを同時発売。 「黎明 〜Jun Fukamachi Last Recording」 「Heart of the Country +3 〜深町純・心の抒情歌集」 「Last Nocturne Jun Fukamachi Plays Classics」 詳しくは「FUKAMACHI ism 深町純 公式サイト」まで。 |
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「深町純アーカイブス」 | |||||
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単に、クロスオーバー/フュージョン と言うカテゴリーには納まりきれない、あらゆるジャンルの音楽を実践した「深町 純」というアーティストが、その生涯で関わった膨大な数のアルバム作品(主に1970年代〜最晩年)を紹介しているブログ。 深町作品に関する膨大な情報量のブログです。
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アルバム・リリース情報
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Album
release news |
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深町 純 氏の「深町 純〜Sessions 1978」2013年1月30日 リリース
ソニーミュージック / MHCL-10103
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このアルバムのライナーは、このサイトの管理者(山尾比呂士)が僭越ながら執筆させていただきました。 誠にありがとうございました。 |
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「俺が叩いた。ポンタ、70年代名盤を語る」(書籍) ポンタがドラム越しに見た70年代名盤の裏側 リットーミュージック 刊 (このサイトではアフィリエイトプログラムは一切行っておりません) 村上 "ポンタ" 秀一 著 インタビュアー:村田 誠二 |
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■赤い鳥『美しい星』、『祈り』
■五輪真弓『冬ざれた街』 ■深町純『IntroducingJun Fukamachi』 ■深町純&21stセンチュリー・バンド『六喩』 ■ポンタ村上『Introducing PONTA Murakami ~ 驚異のパーカッション・サウンド!!』 ■深町純 with ブレッカー・ブラザーズ『Spiral Steps』 ■吉田美奈子『MINAKO』、『FLAPPER』 ■山下達郎『SPACY』 ■高中正義『TAKANAKA』 ■松岡直也&ウィシング『The Wind Whispers』、『MAJORCA』 ■渡辺香津美『KYLYN』 日本を代表するドラマーであり、1970年代に深町純 氏との共演も多かった村上"ポンタ"秀一 氏が、70年代に参加した名盤についてインタビュー形式で語っています。(インタビュアー:村田誠二 氏) 深町純 氏のリーダー作についても語られていて、日本のクロスオーバー黎明期における貴重な時代の証言となっています。 読み物として面白いのはもちろんの事、資料的な価値も大きいのではないかと思います。 お勧めです。 |
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Introducing /深町 純 1975 | ||||||||
イントロデューシング
LP:PRO-USE SERIES/TOSHIBA EMI LF-91007 1975 (録音:1975年3月〜6月) CD:タワーレコード Tower To The People QIAG-70050 |
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深町 純 のクロスオーバー作品第1作。 ロック色が濃く、アメリカ製のクロスオーバーには見当たらない独特の個性を放っている秀作。 全曲ボーカルなし、インストゥルメンタル・ロックとの指摘もありますが、完全なロックではなく、やはりクロスオーバー。 日本における初めての本格的クロスオーバーアルバムと言って良いかもしれません。 |
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六喩(ろくゆ) /深町 純 & 21st センチュリーバンド 1975 | |||||||
ろくゆ
LP:TOSHIBA EMI ETP-72100 1975 (録音:1975年6月22日〜8月21日) CD:ソニーミュージック MHCL1556(2009年9月9日発売) |
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深町 純(アレンジ, Piano, Key, Synth)、村岡 健(むらおか・たける/Electric Sax)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、大村 憲司(Guiter)、小原 礼(Bass)、浜口 茂外也(Per)
1(A-1):迷宮(Meikyu)(深町 純) 5:52 2(A-2):波照間(Hateruma)(深町 純) 6:52 3(A-3):真空(Shin-Ku)(大村 憲司) 9:62 4(B-1):六喩(Rokuyu)(深町 純) 19:39 日本のクロスオーバー初期(あるいはインストゥルメンタル・ロック)の隠れた名作。 「Introducing」の製作直後、同じメンバーにサックス(村岡 健)が加わって製作されています。 アルバムを通して1つのメッセージを伝えようとしている「プログレッシブ・ロック」とも言えるような構成(ボーカルなし)。 現在から30年以上も前(1975年)の作品ながら、けっして陳腐化しておらず、当時この日本でこのような斬新で良質な音楽的試みが行なわれていたというのは本当に驚異。 日本の音楽文化をもっと世界に誇っても良いという事ではないでしょうか。 |
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Introducing "Ponta" Murakami 〜 Juan Fukamachi
(驚異のパーカッションサウンド!! ポンタ村上〜深町純) 1976 |
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LP:PRO-USE SERIES/TOSHIBA EMI LF-91017(1976年)
録音:1976年4月〜6月 CD:TOSHIBA EMI TOCT-9218 (1995年) |
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村上 "ポンタ"秀一(Drums、作曲)、深町 純(プロデュース、作曲、アレンジ, Piano, Key, Synth)、高水健司(Bass on "2")
01:偏執病ダンス(Dance Of Paranoia) 2:55 →Youtube(外部サイト) 02:接点(Contact Point) 6:17 03:絶対空間(Absolute Space) 5:41 04:並列四頭立ての古代戦車(Quadriga) 4:23 05:前兆の角度(Symptom Angle) 4:53 06:ルート246 (別名青山通り)(Route 246) 2:59 07:奈美の唄(Song For Nabi) 5:02 08:三軸展開(Triaxial Development) 7:21 村上ポンタ 氏のファーストアルバム。 村上ポンタ 氏は当時デビューからまだ数年後(当時24〜25歳頃)ですが、既にそのドラミングは、スピード/キレといい、歌心といい、当時の国内ドラム奏者としては飛び抜けた存在だった事が良くわかります。 全体の作風としては、シンセとドラムのDuoによる実験的な内容のアルバムで、絢爛豪華なアレンジと実験的な雰囲気は 深町純 氏のカラーが濃厚。 |
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Spiral Steps /深町 純 1976
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スパイラル・ステップス
LP:KITTY RECORDS MKF-1007 CD:───(1992年) |
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深町 純(作曲・編曲・Key)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、 Anthony Jackson(E. Bass)、岡沢 章(E. Bass)、小原 礼(E. Bass)、渡辺 香津美(E. Guitar)、高中 正義(E. Guitar)、Randy Brecker(Trumpet)、Michael Brecker(Tenor Sax)、Lou Marini(Tenor Sax)、Jake H.Conception(Alto Sax)、Barry Rogers(Trombone)。 録音:1976年7〜9月
1(A-1):In The Holiday Groove(JunFukamachi) 5:45 →Youtube(外部サイト) 2(A-2):Taft 1082(JunFukamachi) 6:53 3(A-3):Spiral Steps(JunFukamachi) 8:15 4(B-1):Scoto Phonobine Type-I(JunFukamachi) 5:50 5(B-2):Scoto Phonobine Type-II(JunFukamachi) 6:00 6(B-3):Scoto Phonobine Type-III(JunFukamachi) 5:25 深町純、初の日米混成メンバーによるアルバム。 Brecker 兄弟 と日本人ミュージシャン達との記念すべき初セッションアルバムでもあります。 1980年の Steps での競演に先駆け、渡辺香津美と Brecker 兄弟との競演も実現しています。 ここでの渡辺香津美はかなりロックしてます。 深町 純 とBrecker 兄弟 達との競演はこの後しばらく続きます。 → 詳しくはこちら |
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Jun Fukamachi At Steinway
/アット・スタンウェイ 衝撃のピアノ・ソロ 〜深町 純 1976 |
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LP:PRO-USE DIRECT CUTTING SERIES/TOSHIBA EMI LF-95001
(ダイレクト・カッティング) 録音:1976年7月5〜8日 ←オリジナル(アナログLP)のジャケット
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A1(01,02):ショパンのノクターン(Nocturne In E-Flat Major、アレンジ:深町純)
→Youtube(外部サイト) B2(03,04):桃源郷(Just Driveng You Crazy、作曲:深町純) B2(05,06):爛漫(Ran-Man、作曲:深町純) B3(07,08):ピアニストを打つな!(Don't Shoot Me, I'm Only The Player、作曲:深町純) スタンウェイ(スタインウェイ?)のグランドピアノを使ったピアノソロ作品。 深町純はピアノの演奏者としても当時から存在感が大きかったということです。 アタックのあるピアノタッチが出せると言う深町純の特徴を生かした録音方法が用いられ、演奏の一部では、弦をスプーンで弾くなどの実験的な事も行われています。 扱っている曲にはクラシックのものもあり、作風はクロスオーバーとは言えませんが、現在も行われている深町さんのピアノソロ作品の原点かもしれません。 2008年に、Fim First Impression Music(米)よりCD化され再発売。 日本での発売は TBMレコード より。 全曲をコリブリXC-HOとFIM Black Ebonyという2種類のカートリッジで再生、DXDの24bit 352.8kHzでマスタリングし、比較しやすいように交互に並べてCD化した、アナログ・ファンも必聴のCDとなっています。(ボーナストラック付き) (このサイトではアフィリエイトプログラムは一切行っていません) →詳しくはこちら |
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High-Flying/鈴木 宏昌 1976
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ハイ・フライング
LP: (1976年) CD:コロムビア COCB-54007(2012年) |
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プロデュース:稲垣 次郎、作曲・編曲:鈴木 宏昌
鈴木 宏昌(Piano, E-Piano, Keyboards) 稲垣 次郎(T-Sax, S-Sax, Flute) 深町 純(Synth, Solina, Clavinet) 杉本 喜代志(E-Guitar) 芳野 藤丸(E-Guitar) 高中 正義(E-Guitar on 01, 06, 07) 岡沢 章(E-Bass) 高水 健司(E-Bass on 01, 06, 07) 村上 "ポンタ"秀一(Drums) ラリー 須永(Latin Percussion) 伊集 加代子(スキャット on 01, 07) 録音:日本コロムビア No2スタジオ (1976年(昭和51年)4月2日、4月7日、4月17日、4月22日) 01. High-Flying(4:11) 02. Screwdriver(6:42) 03. Scramble(7:44) 04. Between O&M(6:20) 05. Smash(4:55) 06. Straight Flash(5:27) 07. Out of Focus(5:15) フュージョングループ「プレイヤーズ」でも有名な 鈴木 宏昌 氏(コルゲン氏)のリーダー作。 バックをサポートするメンバーも豪華。 (深町 純 氏ゲスト参加) プロデュース・Saxの 稲垣次郎 氏は、1970年代初頭より国内で「ジャズ・ロック」を実践してきたファンクサウンドの先駆者の一人です。 「ジャズ・ロック」とは、1960年代末頃からアメリカで実践されていた、実験的要素を多く含む音楽で、1970年代中頃から本格的に始まるクロスオーバー/フュージョンサウンドの前兆現象ともとれる流れです。 日本のクロスオーバー/フュージョン黎明期といえる1976年当時、この各メンバー達は国内クロスオーバーサウンドの中心にいた人達だったと言う事や、「クロスオーバー」という当時の新しいサウンドについて、1976年発表のオリジナルLPのライナーノーツに詳しく解説されています。(音楽評論家・池上比沙之 氏による。2012年復刻CDライナーにも掲載) ファンク寄りのクロスオーバーサウンド満載で、全編通じて曲とアレンジの良さが際立っているとても良質なアルバムです。 中でも特に、6曲目「Straight Flash」は秀逸。 曲とアレンジの素晴らしさに加え、ファンクで乾いたBass(高水健司 氏)と、歌心豊かなフレーズ連発のDrums(ポンタ氏)とのコンビネーションが抜群。 リズムを追って聞くだけでも十分楽しめるという素晴らしい演奏。 この頃、高水健司 氏とポンタ氏は、大村憲司 氏(Guitar)とのトリオで「エントランス」というグループで活動しており、既に競演実績が豊富でした。(→詳しくは、このサイトの「大村憲司」ページにて) |
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Together Whith Jun/マーサ 三宅 1976(?)
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トゥギャザー・ウィズ・ジュン
LP:東芝EMI LF-91025 (1976年?) CD:─── |
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深町 純(プロデュース、編曲、Key, Synth)、マーサ三宅(Vo)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、小原礼(E-Bass)、大村 憲司(E-Guitar)、杉本 喜代志(E-Guitar)、村岡 健(Sax)、羽鳥 幸次 他(Trumpet)、中沢 忠孝(Trumborn)
日本を代表するベテラン女性Jazzボーカリスト、マーサ三宅のリーダー作。 残念ながら、CD化はまだ行なわれていないようです。 バックメンバーは、深町 純 & 21st センチュリーバンド に、杉本 喜代志(Guitar)とホーンセクションが加わった形です。 A1:I Cried For You A2:Guess Who I Saw Today A3:とめどなく・・・ A4:Feelings B1:Kansa City B2:色のない季節 B3:You And I B4:Sentimental Journey |
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The 25th Anniversary Concert(結成25周年記念リサイタル)
/原信夫 と シャープス & フラッツ 1976 |
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LP:トリオレコード PA-3111-12(1976年)
CD:─── |
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当時日本を代表するジャズのビッグ・バンド「原信夫 と シャープス & フラッツ」のリーダー作。 私はまだ聴いた事がないので詳細がわかりませんが、一部の曲で 深町 純 が作曲・編曲としてゲスト参加しているようです。(アナログLP2枚組) これとは別にこの組み合わせでセッションも行われていたようで、1978〜79年頃にNHK-FMでスタジオセッション・ライブが放送されたものを個人的にカセットテープで保管してあるはずなのですが、目下、押入を捜索中です...。
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Second Phase /深町 純 1977
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セカンド・フェイズ (録音:1976〜1977年)
LP:PRO-USE SERIES/TOSHIBA EMI LF-91035 CD:タワーレコード Tower To The People QIAG-70053 |
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深町 純(アレンジ, Piano, Key, Synth)、大村 憲司(Guiter)、小原 礼(Bass)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、マーティン・ウィルウェバー(Drums)、斉藤ノブ(Per)
1(A-1):Ave Maria(Schubert) 6:57 →Youtube(外部サイト) 2(A-2):Left Handed Woman(大村 憲司) 9:26 3(A-3):Fry Up! Superman(深町 純) 5:28 4(B-1):Take It Easy, Mr.King Kong(深町 純) 6:03 5(B-2):Plastic Echelon(深町 純) 6:01 6(B-3):Stick Freighter(深町 純) 8:16 7(B-4):It's A Game(深町 純) 1:33 ロック色は濃いものの、国内で製作された1975年「Introducing」よりも少しポップな仕上がりになっています。 収録曲の大村 憲司の代表作「Left Handed Woman」は不朽の名演奏。 (この曲だけ、深町純「Golden ☆ best」と、大村憲司の1978年リーダー作「First Step」復刻版CDにも収録されています) その他、深町純がシンセの新しい表現の可能性を探っています。 2012年(H24年)6月11日、待望の初CD化発売。 |
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Jun Fukamati Live : Triangle Session /深町 純 & Brecher Brothers 1977・2008
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トライアングル・セッション
(1977年6月3〜4日(東京池袋・西武劇場でのLive) LP:KITTY RECORDS MKF-1016 (1977年) --------------------------------------------------------------------- CD:Triangle Session Deluxe Edition(2008年8月6日) ユニバーサル・インターナショナル UPCY-6494
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深町 純(Keyboards)、大村 憲司(Guitar)、高水 健司(Electric Bass)、Martin Willwebre(Drums)、浜口 茂外也(Percussion)、ペッカー(Percussion)、
Randy Brecker(Trumpet)、Michael Brecker(Tenor Saxophone)、Barry Rogers(Trombone) ゲスト:高中正義:Guitar(Deluxe Edition のみ2曲収録) 1978年9月の傑作アルバム「Jun Fukamachi & NewYork All Stars Live」に先立つ事、約1年3ヶ月、面白いメンバー編成で行われたライブ。 日米混成メンバーですが、これが記念すべき Brecker 兄弟の初来日ライブ。 これに Barry Rogers(Trumborn)が加わり計3人のホーンセクション。 バックのリズム陣もかなり強力です。 Brecker Brothers 1978年「Heavy Metal Be-Bop」にも収録されている「Funky Sea, Funky Dew」の Michael Brecker のエレキサックスのソロがもの凄い。 2008年に待望のCD化(Deluxe Edition・CD2枚組)。 これは演奏内容とは関係ないのですが、CD版の方は、オリジナル盤よりも音が会場内で反響する音成分が少ない編集となっているため、大きな会場でのライブと言うよりもスタジオライブという雰囲気の音場感です。 オリジナルのアナログ盤では、会場内の反響音が豊富な音場感だったので、既にオリジナルに馴染んでいる人は多少違和感を感じるかもしれませんが、各セクションが聴き取りやすくなっています。 |
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Seychells /高中 正義 1977
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セイシェルズ
LP: ・KITTY MKY-6001 (1977年?) CD: |
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高中正義(Guitar)、今井裕(Key)、深町純(Key)、石川きよすみ(Key)、林たつお(Drums)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、井上茂(Drums)、後藤次利(Bass)、小原礼(Bass)、高橋ゲタオ(Bass)、さつまこうじ(Sax)、Jake H.Conception(Sax)、浜口茂外也(Per)、タンタン(Vo)、井上陽水(Vo)
高中正義の1stアルバム。 深町純 はゲスト参加。 井上陽水がボーカルでゲストで参加していますが、彼の初期大ヒットアルバム、1973年の「氷の世界」は、深町純 の編曲によるものとの事。 |
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The Sea Of Dirac(ディラックの海) /深町 純 1977
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ディラックの海
LP: ・KITTY RECORDS MKF-1020 (録音:1977年7〜9月) CD:KITTY RECORDS KTCR 1187(1992/10/25) |
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深町 純(アレンジ, Piano, Key, Synth)、Steve Gadd(Drums)、Howard King(Drums)、Anthony Jackson(Bass)、Tony Levin(Bass)、Eric Gale(Guitar)、Barry Finnerty(Guitar)、Steve Khan(Guitar)、Crusher Bennett(Perc)、Ernie Watts(Tenor Sax)
Horn Section :Randy Brecker(Trumpet)、Michael Brecker(T-Sax)、Barry Rogers(Trumborn) 1(A-1):It's You(JunFukamachi) 7:32 2(A-2):Neutrino(JunFukamachi) 9:11 3(A-3):Apres Un Reve (After A Dream)(JunFukamachi) 2:51 4(B-1):The Minority (JunFukamachi) 7:41 5(B-2):The Sea Of Dirac(JunFukamachi) 10:57 →Youtube(外部サイト) 密度が非常に濃い、日米混成メンバーによるアルバム。 全曲共に、各プレーヤーのもの凄いテクニックが満喫できます。 ちなみに、アナログLPのジャケットはつや消しのモノクロ印刷でとてもクールでした。 クールでダークな印象の作風は、このジャケットデザインが見事に表現しています。 → 詳しくはこちら |
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Mermaid Boulevard /渡辺 香津美 1977
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マーメード・ブールバード
LP: ・ALFA ALR 6001 (1977年) ・Inner City 6071 (1977年) CD: |
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渡辺香津美(Guitar)、Lee Ritenour(Guitar)、Ernie Watts(T-Sax, Flute)、Patrice Rushen(=パトリース・ラーシェン、Piano, Vo)、Anthony Jackson(Bass)、Harvey Mason(Drums)、Steve Foreman(Per)、深町 純(Synth)、吉田美奈子(Vo)
録音:1977年10月 渡辺香津美(Guitar)の日米混成メンバーによるリーダー作。 日本からは、深町 純、吉田美奈子ゲスト参加。 名作と評判も高く、再CD化が強く望まれます。 ちなみに、深町 純のリーダー作「The Sea Of Dirac」(1977年7〜9月録音)と録音時期が近く、偶然なのかメンバーが一部同じです(Ernie Watts、Anthony Jackson)。 |
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Evening Star /深町 純 1977
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イブニング・スター
LP:KITTY RECORDS MKF-1037 CD:KITTY RECORDS KTCR 1188(1992) |
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1:Sea Horse (このアルバムのオリジナル収録曲)
2:It's You (深町 純アルバム「The Sea Of Dirac」より) 3:Evening Star (このアルバムのオリジナル収録曲) 4:In The Holyday Groove (深町 純アルバム「Spiral Steps」より) 5:Scoto Phonobine Type II (深町 純アルバム「Spiral Steps」より) 6: The Sea Of Dirac (深町 純アルバム「The Sea Of Dirac」より) 深町純が Kitty レコードに残した「Spiral Steps」(1976年)、「The Sea Of Dirac」(1977年)の中からの選曲(4曲)と + オリジナル収録曲(2曲)による変則的なベスト盤(?)。 オリジナル収録曲である1曲目「Sea Horse」、3曲目「Evening Star」では、 深町 純(Key)、Richard Tee(Piano)、Gordon Edwards(Bass)、Steve Gadd(Drums)、Christpher Parker(Drums)、Cornell Dupree(Guitar)、Eric Gale(Guitar) という、深町 純 と Stuff メンバーによるセッションです。 オリジナルのアナログ盤や以前再発売されたCDは現在入手困難、ネットオークションでもかなりの高値が付くようなので、この2曲が収録された、「Golden ☆ best 深町 純」(2008年発売)をお勧めします。
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Golden ☆ best 深町 純 /深町 純 2008
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ゴールデン☆ベスト 深町 純
CD:ユニバーサルミュージック UPCY-6487(2008年7月23日発売) |
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深町純 の1970年代のアルバムのうち、1971年「ある若者の肖像」、1972年「Hello ! 深町純 II」、1976年「Spiral Steps」、1977年「Second Phase」、「The Sea Of Dirac」、「Evening Star」、「Triangle Session」 から計11曲が選ばれたベスト盤(うち1曲は未発表録音)。 深町純氏自身の監修によるものだそうで、ファンとしては貴重な1枚。(全11曲)
収録曲の「Sea Horse」「Evening Star」は、深町純 のアルバム「Evening Star」に収録されていた曲で、Stuff のメンバーとの競演作。 その他、豪華なメンバーによる意欲作が収録されています。 お勧めです。 ・→ 詳しくはこちらまで |
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Jun Fukamachi /深町 純 1977(?)
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ジュン・フカマチ
LP:KITTY RECORDS MKY-6003 CD:─── |
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1:Sea Horse (深町 純アルバム「Evening Star」より)
2:It's You (深町 純アルバム「The Sea Of Dirac」より) 3:Evening Star (深町 純アルバム「Evening Star」より) 4:Neutrino (深町 純アルバム「The Sea Of Dirac」より) 5:Scoto Phonobine Type III (深町 純アルバム「Spiral Steps」より) 6: Apres Un Reve (After A Dream) (深町 純アルバム「The Sea Of Dirac」より) アルバム「Evening Star」同様、深町純が Kitty レコードに残した「Spiral Steps」(1976年)、「The Sea Of Dirac」(1977年)の中からの選曲(4曲)と + オリジナル収録曲(2曲)による変則的なベスト盤(?)で、一部「Evening Star」と曲が重複しています。 |
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Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band /深町 純 1977
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サージェント・ペパーズ
LP:(ダイレクト・カッティング) (1977年) CD:タワーレコード Tower To The People QIAG-70052 |
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A-1. SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND(5:00)
→Youtube(外部サイト) A-2. WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIEND(5:23) A-3. LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS(5:19) B-1. A DAY IN THE LIFE(6:57) B-2. SHE'S LEAVING HOME(6:07) B-3. SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND (REPRISE)(3:18) 複数の楽器を同時に演奏しながら(あるいは多重録音による)の深町 純 ソロ作品。 ビートルズ「サージェントペパーズ」のカヴァーアルバム。 ファンクなピアノが面白い。 2012年(H24年)6月11日、待望の初CD化発売。 |
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「深町純アーカイブス」(外部サイト)の Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band レビューのページ
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TAKANAKA /高中 正義 1977
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タカナカ
LP:KITTY MKF1010 (1977年) CD: |
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高中正義(Guitar)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、井上茂(Drums)、小原礼(Bass)、高水健司(Bass)、深町純(Key, Synth)、今井裕(Piano)、佐藤博(Key)、浜口茂外也(Per)、斉藤ノブ(per)、Jake H.Conception(Alto Sax)、他
高中正義のセカンドアルバム。 ボーカルも入ったかなりポップな内容。 高中正義の初期の代表作「Ready To Fly」収録。 深町純はゲスト参加。 |
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On The Move /深町 純 1978
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オン・ザ・ムーブ(録音:1978年4月(ニューヨーク録音) )
LP:ALFA RECORDS ALR-6007 CD:アルファ 32XA-05(1986年) |
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深町 純(作曲、アレンジ, Key, Synth)、Randy Brecker(Trumpet)、George Young(Alto Sax)、Michael Brecker(Tenor Sax)、Barry Rogers(Trombone)、Ronny Cuber(Baritone Sax)、Mike Mainieri(Vibraphon, Perc)、Steve Gadd(Drums)、 Anthony Jackson(Electric Bass)、Will Lee(Electeic Bass)、Richard Tee(Acoustic Piano)、Barry Finnerty(Electric Guiter)、Sammy Figueroa(Perc)、他、 Chorus
1(A-1):On The Move(Jun Fukamachi/Emi Fukuzawa) 5:49 →Youtube(外部サイト) 2(A-2):You're Sorry(Jun Fukamachi) 6:29 3(A-3):Letter To N.Y.(Jun Fukamachi/Emi Fukuzawa) 4:57 4(A-4):Departure In The Dark(Jun Fukamachi) 6:04 5(B-1):Dance Of Paranoia Op.2(Jun Fukamachi) 4:47 6(B-2):When I Got Your Wave "Pathetique"(L.V.Beethoven) 7:13 7(B-3):Early Evening Lullaby(Jun Fukamachi/Emi Fukuzawa) 6:57 8(B-4):Departure In The Dark - Again(Jun Fukamachi) 4:01 70年代クロスオーバーを代表する名作の1枚。 今では考えられない豪華メンバーが揃っている事もさることながら、製作から30年以上経過した今もまったくその魅力は衰えておらず、まさに不朽の名作。 |
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Jun Fukamachi & The New York All Stars Live
/深町純 & ニューヨーク・オールスターズ・ライブ 1978 |
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録音:1978年9月17〜19日
(東京・後楽園ホール、郵便貯金ホールでのライブ) LP:ALFA RECORDS ALR-9001/9002(2枚組) (1978年) CD:インディペンデントレーベル (1995/07/20) |
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深町 純(Key, Synth)、Mike Mainieri(Vibraphon, Perc)、Randy Brecker(Trumpet)、Michael Brecker(Tenor Sax)、David Sanborn(Alto Sax)、Anthony Jackson(Electric Bass)、Steve Gadd(Drums)、Richard Tee(Acoustic Piano)、 Steve Khan(Electric Guitor)
いまや伝説となっている大傑作ライブ録音盤(東京)。 深町純リーダー作1978年「On The Move」とほぼ同じメンバー構成のライブで、これも70年代クロスオーバーを代表する名作の1枚です。 こんな凄い演奏がここ日本で行われていたとは、今更ながら驚き。 超お勧め。 |
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深町 純〜Sessions 1978 /深町純 2013
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CD:GT Music(Sony Music Direct Japan)
MHCL-10103 最新リマスタリング CD/SA-CD貼り合わせHYBRID仕様 (2013年1月30日) |
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深町純の1970年代の代表作にして、70年代クロスオーバーをも代表する2作品、「On The Move」「Jun Fukamachi & The New York All Stars Live」からのベストセレクション盤。最新リマスタリングHYBRID仕様。
また、このアルバムのライナーは、このサイトの管理者(山尾比呂士)が僭越ながら執筆させていただきました。 誠にありがとうございました。 01. When I Got Your Wave "Pathetique" (7:13) (Composer,: L.V.Beethoven / Arrangement: Jun Fukamachi) from the album「On The Move」 02. Jack Knife(Randy Brecker) (5:33) from the album「Jun Fukamachi & The New York All Stars Live」 03. You're Sorry (6:29) (Composer, Arrangement: Jun Fukamachi) from the album「On The Move」 04. Sara Smile(Hall & Oates) (12:18) from the album「Jun Fukamachi & The New York All Stars Live」 05. Departure In The Dark (6:04) (Composer, Arrangement: Jun Fukamachi) from the album「On The Move」 06. Virginia Sunday(Richard Tee) (4:45) from the album「Jun Fukamachi & The New York All Stars Live」 07. On The Move (5:49) (Composer, Arrangement: Jun Fukamachi / Lyric writer: Emi Fukuzawa) from the album「On The Move」 08. I'm Sorry(Mike Mainieri) (10:50) from the album「Jun Fukamachi & The New York All Stars Live」 09. Departure In The Dark (6:04) (Composer, Arrangement: Jun Fukamachi) from the album「On The Move」 10. Rocks(Randy Brecker ) (6:44) from the album「Jun Fukamachi & The New York All Stars Live」 11. Early Evening Lullaby (6:57) (Composer, Arrangement: Jun Fukamachi / Lyric writer: Emi Fukuzawa) from the album「On The Move」 |
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春の夜の夢(Fantastic Suite : A Dream on a Spring Night Based on "The Tale Of The Heike")
/深町 純 1978 |
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LP:TOSHIBA EMI (1978年)
CD:Toshiba EMI BRIDGE-008 (2003年) |
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平家物語を題材とした、深町 純1人によるシンセ・ピアノの多重録音作品。 各種アナログシンセの音が非常に美しい。 和楽器は全く使わず、ピアノやシンセで和の世界を表現していると言う手法も面白い。 ロック色はないものの、曲の構成手法に深町 純 初期のリーダー作1975年「六喩(ろくゆ)」の流れも感じます。
これまた美しいアルバムジャケットデザインは、美術家・横尾忠則 氏によるもの。 そういえば、深町純 氏リーダー作のジャケットデザインは美しいデザインの物が多いですね。 1:序章 Prologue (4 : 34) 2:祇園精舎の章 The Bell Of The Gion Temple (5 : 28) 3:栄華の章 The Prosperous Heike (3 : 56) 4:落日の章 The Sinking Heike (6 : 11) →Youtube(外部サイト) 5:修羅の章 The Scenes Of Bloodshedding (8 : 51) 6:水屑の章 The Heike Sent To The Sea Bottom (6 : 44) 7:水霊の章 The Specter Of The Destructed Heike (1 : 31) 8:終章 Epilogue (3 : 08) (全8曲) |
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First Step /大村 憲司 1978
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ファースト・ステップ
LP:東芝EMI (1978年) CD:ビレッジレコード VRCL 2221 (2002年) |
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大村 憲司(Electric Guitar、Vocal on "3")、深町 純(プロデュース、Key)、坂本龍一(Key)、林立夫(Drums)、村上 "ポンタ"秀一(Drums)、マーティン・ウィルウェバー(Drums)、富倉安生(Electric Bass)、高水健司(Electric Bass)、小原礼(Electric Bass)、浜口茂外也(Perc)、斉藤ノブ(Perc)
1:Boston Flight (8:18) 伝説のギタリスト、大村憲司 のファーストアルバム(深町 純 プロデュース)。 2002年の復刻版CDのライナーにもある通り1stリーダー作であるという気負いを感じないギタープレーで、この余裕と言うか貫禄は凄い。 透明感あふれるさわやかな作風のバラードが多く、30年以上を経過した今も全ての曲が新鮮で、洗練されています。(ただ、3曲目のボーカルが英語なのが少々時代を感じるか...?) 奇をてらうことなく、さらりと曲をまとめあげているアレンジのセンスの良さは称賛に値すると思います。 これは名盤です。 大村憲司 氏はロック・ジャズ・ブルースと何でもこなすギタリストで、特に70年代の活動初期はブルースに傾倒していたとの事ですが、このアルバムではそのブルース色が比較的押さえられています。 70年代のクロスオーバーは、総じてファンク・R&Bなどの要素は重要でしたが、80年代以降のフュージョンはこれらを排除する方向に向かいポップに変化しました。 このアルバムの発表された1978年と言えばまだ70年代クロスオーバーの全盛期ですが、このアルバムはそのような時代の流れを早くも意識していたようにも感じます。 ちなみに、2002年発売の復刻版CDでは、オリジナル全5曲に+2曲のボーナス。 ボーナストラックのうち1曲「Left-Handed Woman」は、深町純1977年「Second Phase」と、深町純「Golden ☆ best」に収録されているものと同じです。 |
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Casiopea /Casiopea 1979
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カシオペア
LP:ALFA (1979年) CD:ビレッジレコード VRCL 2221 (2002年) |
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Oroduce: 沢田信二、小尾一介
野呂 一生(E-Guitar、Vocal)、向谷 実(Piano、Synth、Vive)、桜井 哲夫(E-Bass)、佐々木 隆(Drums)、 Randy Brecker(Trumpet on "1,8")、Michael Brecker(Tenor sax on "1,2,8")、David Sanborn (Alto sax on "1,8") 、 Strings、 深町 純(ホーンアレンジ on "1,8")、乾 裕樹(ストリングス・アレンジ) 1:Time Limit 3:07 2:Tears of The Star 4:33 3:Space Road 5:14 4:Midnight Rendezvous 5:23 5:Far Away 3:57 6:Swallow 4:27 7:Dream Hill 5:40 8:Black Joke 4:17 1977年デビューのグループ「カシオペア」のファーストアルバム。 全8曲のうち、1曲目と8曲目だけですが、Randy Brecker、Michael Brecker、David Sanborn がホーンセクションとしてゲスト参加、そのホーンアレンジは 深町 純 が担当。 特に1曲目は約3分と短いながらもカシオペアの個性が云々というより、Brecker Brother の個性が強い印象で、ホーンセクションの巨匠3人が短いソロもとっています。 2曲目と8曲目では Michael Brecker が短いソロをとっています。 ちなみに、カシオペアの2作目「Super Flight」(1979年・全9曲)では、9曲目「Mighty Mouse」のアレンジを深町 純 が担当しており、彼のアレンジのセンスを感じます。 |
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Somewhere In New York /KAY(ケイ) 1979
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録音:1979年5月(ニューヨーク録音)
LP:BOURBON RECORDS BMC-4008 CD:Tower to the People TJJC-30012(2012年12月12日発売) |
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深町純プロデュース、編曲(全曲)、
Steve Jordan(Drums)、Will Lee(Bass)、David Spinoza(Guitar)、大村 憲司(Guitar)、David Sanborn(A-Sax)、Mike Minieri(Vibes & Marimba) 1:Prism 4:53 2:Shihosai 5:23 3:Cause I Ended 5:17 4:Epilogue 4:44 5:Lyrical Lady 4:55 6:Dirty Honey 3:44 7:Somewhere in NewYork 5:15 8:Wakare Wa Itsumo 4:37 9:Kuroneko To Watashi 1:37 バックのメンバーに蒼々たる顔ぶれが揃っているボーカルアルバムですが、肝心の女性ボーカルがうまくない...。(ピンク・レディーのケイさんとは別人のようです) David Sanborn のソロも多く、バックの演奏は強力なので、ぜひともボーカル無しバージョンで再発売していただきたい。 |
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1970年代の 深町純 氏は、クロスオーバー作品の製作以外にも、活動の幅が非常に広かったようです。 クロスオーバー作品からだけでは、深町純というアーティストの全貌は見えてこないように思います。
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深町 純 Jun Fukamachi [-1]
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